岡本栄一のミカン園が高速道路(東九州自動車道)建設のために行われた、
行政代執行の話題で有名になってもう数年たち少し忘れられていますが、ビートたけしのTVタックルでまた特集されます。
あの時、ミカン畑と引き離されるように岡本栄一が職員に押さえ込まれていた姿や悲痛な顔はまだ覚えています。
今現在、岡本栄一はどうなっているのでしょうか?
高齢になってきているでしょうし、その後の生活も心配です。
ずっと拒んでいた補償金も一部を受け取ったみたいですね。
その使い道は生活費なんでしょうか?
遂に完成した高速道路ですが、生活は一変しました。
この問題が始まった18年前くらいからすでに変わっていたんでしょうが、今の生活はさらに大変なものになっていそうです。
岡本栄一のミカン園のその後や、農家としての苦労、拒み続けた補償金について調べてみました!
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目次
岡本栄一とは?
画像:https://nikkan-spa.jp
この仙人みたいなお爺さんが岡本栄一さんです。
2018年現在72歳になっていますね!
舞台となるミカン園は、お父さんと作った農園でした。
50年もの間、おいしいミカンを作り続けてきたそうです。
子供のようにミカンを大切に育てています。
その広さは、12ヘクタールで土も赤土、すごくミカン作りに適した場所なんですって。
岡本栄一のミカン園行政代執行の経緯は?
画像:http://marticleimage.nicoblomaga.jp
東九州自動車道を建設中に北九州市-宮崎市の間で未開通区間がありましたが、そこの部分が岡本栄一のミカン農園の場所でした。
岡本栄一のミカン農園全12ヘクタールのうち、その高速道路に必要な広さは1.5ヘクタールでしたが用地明け渡しを拒否していました。
裁判も起こしましたが却下され不法占拠している状態になりました。
自分の土地なのに・・・
補償金として、1億4000万という大金が用意されていましたが岡本栄一は一切拒否!
しかし、福岡市は受け渡しを拒む岡本栄一のミカン畑に行政代執行に踏み切ります。
岡本栄一と支援者は小屋に立てこもりましたが、強制撤去されています。
こちらの方も国に厳しくされています↓
岡本栄一のミカン園行政代執行のその後
ネクスコ西日本に引き継がれた土地は完成に向けて一気に工事が進みました。
28年の4月に完成しました。
これで北九州市と宮崎市が直結しました。
全線開通による時間短縮効果は約10分だそうです。
「人や物の流れがスムーズになる」や、「周辺が潤う」という効果があるそうです。
んーんーそうなんでしょうけど、、なんだか排除するやり方はさみしいです。
ミカン農園は分断されました。
岡本栄一の生活はどうなったのでしょう。
岡本栄一のミカン農園は分断で生活は?
分断されてもこのミカン農園はもちろん続けていきます。
それが生業ですから。
でも、分断によって岡本栄一の生活は一変します。
まずミカンの出来が悪くなったそうです。
地価の水脈が切られた影響だと思われます。
そして鹿が異常繁殖したり、周りからの風当たりも強くなったそうです。
岡本栄一が苗を注文すれば「ミカンなんか植えんでも高速道路の補償金をもらえばいい」と冷たくされるという、、こっちもショックだわ・・・
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岡本栄一に支払われた補償金は?使い道は?
岡本栄一の高速道路に振り回された期間は18年。
そしてこれからも・・・
約1億7千万の補償金の受け取りを拒否してきた岡本栄一ですが、実は数千万円受け取ったそうです。
ミカン園の分断は作業の効率が悪くなるし、それで出来が悪いからなおさら借金が膨らんで、ということみたいです。
受け取ったときについてインタビューでは、
残る補償金のうち3千万円ほどを使って、公共工事を改革するための基金をつくるつもりだと話しています。
もともと自分のお父さんと作ったミカン畑を守りたかっただけなのにどうしてこうなってしまったかと、この先の人生ずっと悩み続けなければいけなくなってしまいました。
岡本栄一に対する世間の反応は?
岡本栄一に対する世間の反応は、まちまちなようです。
私もお金のためじゃなくただミカン畑を守りたい!という想いや、分断方法や10分短縮というえ?という便利さ、行政代執行という強制的な響きからひどいな~って思う1人でした。
かわいそう!とか、国はひどいことをする!など擁護派もいますが、反対の考えの人たちももちろんいます。
そこで気になったのが、この投稿↓
ん?
取り巻き連中と親族にミカンの木の権利を渡してるから?
補償金は不当に低額?
このあたりが本当なら、ちょっと気になりますね・・・
最後に
高速道路に振り回されたミカン農家の岡本栄一についてあれこれ調べてみました!
今現在72歳になっています。
分断されたミカン園は、水脈が切られた影響?で、出来が良くないようです。
50年間甘いミカンを作るために頑張ってきた岡本栄一ですが、反対もむなしく行政代執行により強制退去することになります。
約1億7000万という補償金の受け取りを拒否し続けていましたが、分断後の効率低下などが原因で借金が膨らみ、現在は数千万円を受け取っています。
さらに、実は補償金は3億だという話もあります。
木やミカン園の権利を親族や取り巻きに渡しているという話です。
金の匂いがするところに善人の顔して近づいてきたのか、どうなのか。
さらに、裁判では補償金が低額だと主張していることから受け取らない!と拒否している話より、その金額じゃやだ!とごねていると捉える人もいる異様です。
テレビタックルでは、ごみ屋敷などの行政代執行についても放送されます。
行政代執行がどういうものなのか、みていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント
補償金が低額だと言ったのが事実であれば、それは「100兆円払え。払えなきゃ認めない」って感じのニュアンスだと私は思いますけどね。要は条件をはねつけて工事をさせないための方便じゃないかと。あそこまで反対し続けた人が金を上乗せさせるためにパフォーマンスでやってるとは到底思えません。
コメントありがとうございます。
自分の父と大事に作ったミカン農園ですからそのニュアンスだった可能性はありますね!
条件をはねつけて工事させないための方便でも裁判所でそれをいうと違ったニュアンスでとらえられてしまうかも・・・と思ったり。
情報が本当かわからないのですが、別に争う理由がお金でもミカン農園を守りたい!でもいいんです。岡本さんが納得していれば。ただ短縮時間10分のためだと思うと少し寂しいです。
国ってそんなに偉いの?お金ってそんなに凄いものなの?と考えされられましたね
我が国は確かに他の国から見て安全で清潔な素晴らしいく美しい国です。
ただその「安全」や「清潔」は根底に「他人に迷惑をかけないのが美徳」だというモラルが根底にあります。たしかに素晴らしいことですが、逆に迷惑をかけてしまうと村八分にあってしまうという恐怖があります。それも片側からしか見ていない人や対岸の人からも。また確かに生きていくうえでお金はもの凄く便利ツールです。
朝から晩まで働いて家族を養うのがやっとという人もいます。
逆に一瞬で何億と稼ぐ人もいます。でもそれは同じお金でしょうか?昔みた北の国からの土のついた一万円を思い出しました。